薬剤詳細データ

一般名

スルファメトキサゾール・トリメトプリム

製品名

バクタ配合錠

薬効名

その他の化学療法剤

添付文書(抜粋)

添付文書の抜粋となっています。

最新の添付文書はこちらよりご参照ください

薬剤名

バクタ配合錠

yj-code

6290100F2115

添付文書No

6290100D1088_2_08

改定年月

2023-07

第5版

一般名

スルファメトキサゾール・トリメトプリム

薬効分類名

合成抗菌剤


用法・用量

〈一般感染症〉 通常、成人には以下の1日量を2回に分割し、経口投与する。ただし、年齢、症状に応じて適宜増減する。 配合錠 ミニ配合錠 配合顆粒 1日量 4錠 16錠 4g 〈ニューモシスチス肺炎の治療及び発症抑制〉 (1)治療に用いる場合 通常、以下の1日量を3~4回に分割し、経口投与する。ただし、年齢、症状に応じて適宜増減する。 配合錠 ミニ配合錠 配合顆粒 1日量 成人 9~12錠 36~48錠 9~12g 小児 トリメトプリムとして15~20mg/kg (2)発症抑制に用いる場合 通常、以下の1日量を連日又は週3日経口投与する。 配合錠 ミニ配合錠 配合顆粒 1日量と回数 成人 1~2錠を1回 4~8錠を1回 1~2gを1回 小児 トリメトプリムとして4~8mg/kgを2回に分割

効能・効果

○ 一般感染症 <適応菌種>スルファメトキサゾール/トリメトプリムに感性の腸球菌属、大腸菌、赤痢菌、チフス菌、パラチフス菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア・レットゲリ、インフルエンザ菌<適応症>肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染複雑性膀胱炎、腎盂腎炎感染性腸炎、腸チフス、パラチフス ○ ニューモシスチス肺炎の治療及び発症抑制 <適応菌種>ニューモシスチス・イロベチー<適応症>ニューモシスチス肺炎、ニューモシスチス肺炎の発症抑制

相互作用:併用禁忌

相互作用:併用注意

葉酸代謝阻害作用を有する薬剤


メトトレキサート


メトトレキサートの作用を増強し、汎血球減少等があらわれることがある。


共に葉酸代謝阻害作用を有するためと考えられている。


葉酸代謝阻害作用を有する薬剤


スルファドキシン・ピリメタミン


ピリメタミンとの併用により、巨赤芽球性貧血があらわれることがある。


共に葉酸代謝阻害作用を有するためと考えられている。


葉酸代謝阻害作用を有する薬剤


ジアフェニルスルホン


,


ジアフェニルスルホンとの併用により、血液障害(巨赤芽球性貧血、汎血球減少等)があらわれることがある。


共に葉酸代謝阻害作用を有するため、また、トリメトプリムがCYP2C8を阻害するためと考えられている。


レパグリニド


レパグリニドの血中濃度が上昇することがある。


トリメトプリムがCYP2C8を阻害するためと考えられている。


スルホニルウレア系経口糖尿病用剤


グリクラジド、グリベンクラミド等


これらの薬剤の血糖降下作用を増強し、低血糖症状があらわれることがある。


本剤がこれらの薬剤の肝臓での代謝を抑制する。


クマリン系抗凝血剤


ワルファリンカリウム


クマリン系抗凝血剤の作用を増強し、出血があらわれることがある。


本剤がこれらの薬剤の肝臓での代謝を抑制する。


フェニトイン


フェニトインの作用を増強することがある。


本剤がフェニトインの肝臓での代謝を抑制するためと考えられている。


シクロスポリン


腎機能障害が増強されることがある。


共に腎毒性を有するためと考えられている。


危険因子:特に腎移植後の患者


タクロリムス水和物


腎機能障害が増強されることがある。


共に腎毒性を有するためと考えられている。


ジドブジン


ジドブジンの毒性を増強し、顆粒球減少等があらわれることがある。


機序は不明である。


ガンシクロビル、バルガンシクロビル塩酸塩


ガンシクロビルの腎クリアランスが12.9%減少し、消失半減期が18.1%延長し、トリメトプリムのCminが12.7%増加したとの報告がある。


機序は不明である。


ラミブジン含有製剤


ラミブジンのAUCが43%増加し、全身クリアランスが30%、腎クリアランスが35%減少したとの報告がある。


本剤の成分であるトリメトプリムがこれらの薬剤の尿細管分泌を低下させるためと考えられている。


ジゴキシン製剤


ジゴキシンの血中濃度が上昇することがある。


本剤の成分であるトリメトプリムがこれらの薬剤の尿細管分泌を低下させるためと考えられている。


三環系抗うつ剤等


クロミプラミン塩酸塩、イミプラミン塩酸塩、アミトリプチリン塩酸塩等


三環系抗うつ剤等の効果が減弱することがある。


機序は不明である。


アンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤


オルメサルタン メドキソミル等


アンジオテンシン変換酵素阻害剤


エナラプリルマレイン酸塩等


抗アルドステロン剤・カリウム保持性利尿剤


スピロノラクトン等


これらの薬剤との併用により、高カリウム血症があらわれることがある。


共に血清カリウムを上昇させるためと考えられている。


副作用:重大な副作用

1: 再生不良性貧血、溶血性貧血、巨赤芽球性貧血、メトヘモグロビン血症、汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少症(以上頻度不明)

-,,,,2: 血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)、溶血性尿毒症症候群(HUS)(以上頻度不明)

-TTP(主徴:血小板減少、破砕赤血球の出現を認める溶血性貧血、精神神経症状、発熱、腎機能障害)、HUS(主徴:血小板減少、破砕赤血球の出現を認める溶血性貧血、急性腎障害)があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、血漿交換等の適切な処置を行うこと。3: ショック、アナフィラキシー(以上頻度不明)

-初期症状:不快感、口内異常感、喘鳴、眩暈、便意、耳鳴、発汗、浮腫等,4: 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、多形紅斑(以上頻度不明)

5: 薬剤性過敏症症候群(頻度不明)

-初期症状として発疹、発熱がみられ、更に肝機能障害、リンパ節腫脹、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状があらわれることがある。なお、ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)等のウイルスの再活性化を伴うことが多く、投与中止後も発疹、発熱、肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意すること。6: 急性膵炎(頻度不明)

7: 偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎(頻度不明)

-腹痛、頻回の下痢があらわれた場合には直ちに投与を中止するなど適切な処置を行うこと。8: 重度の肝障害(頻度不明)

-,9: 急性腎障害、間質性腎炎(以上頻度不明)

-,10: 無菌性髄膜炎、末梢神経炎(以上頻度不明)

11: 間質性肺炎、PIE症候群(以上頻度不明)

-発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多等12: 低血糖発作(頻度不明)

-,13: 高カリウム血症、低ナトリウム血症(以上頻度不明)

-これらの電解質異常があらわれることがある。異常が認められた場合には投与を中止し、電解質補正等の適切な処置を行うこと。特に本剤を高用量で投与する場合(ニューモシスチス肺炎の治療)は、十分に注意すること。,14: 横紋筋融解症(頻度不明)

-筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがある。これに伴い急激に腎機能が悪化し、急性腎障害等の重篤な症状に至ることがある。

副作用:その他副作用


血液 -顆粒球減少-血小板減少
過敏症 -発疹、そう痒感-紅斑-水疱、蕁麻疹、光線過敏症
皮膚 -皮膚血管炎(白血球破砕性血管炎、IgA血管炎等)
消化器 -食欲不振、悪心・嘔吐、下痢、便秘、腹痛、胃不快感、舌炎、口角炎・口内炎-口渇-血便
肝臓 -AST上昇、ALT上昇-黄疸、Al-P上昇
腎臓 -腎障害(BUNの上昇、血尿等)
精神神経系 -頭痛-めまい・ふらふら感、しびれ感-ふるえ、脱力・倦怠感、うとうと状態
その他 -発熱・熱感-血圧下降、胸内苦悶、発汗、血色素尿-関節痛、筋(肉)痛、ぶどう膜炎、血圧上昇、動悸、顔面潮紅、浮腫

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 8,166,100 19,100 140,598 204,951 308,746 567,570 954,142 1,458,451 2,640,916 1,655,713 228,841 4,069
女性 10,242,016 13,974 127,784 258,800 376,168 780,026 1,263,766 1,745,471 2,966,630 2,221,520 483,992 16,247
合計 18,437,472 33,074 268,382 463,751 684,914 1,347,596 2,217,908 3,203,922 5,607,546 3,877,233 712,833 20,316
男性 8,166,100 19,100 140,598 204,951 308,746 567,570 954,142 1,458,451 2,640,916 1,655,713 228,841 4,069
女性 10,242,016 13,974 127,784 258,800 376,168 780,026 1,263,766 1,745,471 2,966,630 2,221,520 483,992 16,247
合計 18,437,472 33,074 268,382 463,751 684,914 1,347,596 2,217,908 3,203,922 5,607,546 3,877,233 712,833 20,316
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道1,040,414
東北1,414,569
関東6,277,494
中部2,705,411
近畿3,399,059
中国・四国1,845,913
九州1,754,608
合計18,437,472
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道1,040,414
北東北358,572
南東北989,505
北関東852,838
南関東5,424,656
甲信越858,550
北陸562,087
東海1,541,092
関西3,142,741
中国1,214,454
四国631,459
北九州1,334,962
南九州284,713
沖縄269,866
合計18,437,472
都道府県別
都道府県名 合計
北海道1,040,414
青森県264,733
岩手県66,492
宮城県362,714
秋田県93,839
山形県359,888
福島県266,903
茨城県425,328
栃木県212,116
群馬県215,394
埼玉県1,217,465
千葉県762,384
東京都2,459,121
神奈川県985,686
新潟県328,398
富山県175,918
石川県235,524
福井県150,645
山梨県170,944
長野県359,208
岐阜県217,385
静岡県374,572
愛知県692,817
三重県256,318
滋賀県276,250
京都府464,121
大阪府1,224,917
兵庫県779,864
奈良県130,159
和歌山県267,430
鳥取県40,665
島根県77,738
岡山県175,166
広島県686,830
山口県234,055
徳島県65,620
香川県311,758
愛媛県106,612
高知県147,469
福岡県635,040
佐賀県112,196
長崎県205,705
熊本県243,541
大分県138,480
宮崎県135,952
鹿児島県148,761
沖縄県134,933
合計18,437,472
更新予告まとめ