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高齢者や男性、足と爪の水虫リスク高く

 2024年06月12日 10:00

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© Adobe Stock ※画像はイメージです

 カビの一種、白癬(はくせん)菌が足や爪に感染する足白癬と爪白癬(水虫)の患者データから、高齢や糖尿病といった危険因子が確認されたと、順天堂大大学院などの研究グループが発表した。

 研究グループは2019年6月~21年12月に同大医学部付属順天堂医院足の疾患センターを受診した2476人(平均年齢63.4歳、男性1012人)の情報から、足・爪白癬の危険因子を解析。患者の内訳は、足白癬が337人、爪白癬が346人で、それぞれの約75%に当たる259人が足・爪白癬を併発していた。

 解析の結果、高齢、男性、糖尿病、足の血流が滞る下肢虚血が足・爪白癬の危険因子として示され、爪白癬では糖尿病による神経障害も危険因子だった。

 研究グループは「足・爪白癬は、痛みやかゆみにより生活の質が低下するにもかかわらず、病院を受診しない人も多い。未治療患者の発見、他人への感染防止に貢献し得る知見だ」としている。(メディカルトリビューン=時事)

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