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こだわりを取り除こうとするのではなく、転換していくこと

『発達障害の時代とラカン派精神分析-<開かれ>としての自閉をめぐって-』編著者インタビュー〔第4回〕

2017年12月29日 07:10

5名の医師が参考になったと回答 

 2005年4月の発達障害者支援法の施行以来、自閉症スペクトラム障害(ASD)・注意欠如・多動性障害(ADHD)・学習障害(LD)などの当事者を支援する制度が充実し啓発活動が盛んに行われるようになったことで、臨床でも学校でも会社でも、当事者の行動パターンの特性の理解や問題行動の早期発見が重視されるようになった。また、『精神疾患の分類と診断の手引き第5版』(DSM-5)を用いた操作的診断の普及に伴い、以前であれば幼児・児童神経症と診断された子供がASDやADHDと診断され、環境調整・行動学習・精神療法・薬物療法などによる環境への素早い適応が目指されるようになった。これら現代の発達障害の臨床に「心の価値下落」の兆候を見いだし、『発達障害の時代とラカン派精神分析-<開かれ>としての自閉をめぐって-』でその問題を論じた編者の上尾真道氏(精神医療思想史)と牧瀬英幹氏(臨床心理)に、発達障害に関わる人が考えるべき問題は何かを聞いた。

『発達障害の時代とラカン派精神分析-<開かれ>としての自閉をめぐって-』(晃洋書房、2017年)

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