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第30回 日本消化器関連学会週間(JDDW 2022)

30年の節目を迎え、未来に向けたさらなる発展を決意

下瀬川 徹氏
一般社団法人 日本消化器関連学会機構 (Organization of JDDW)理事長
東北大学 名誉教授/みやぎ県南中核病院 企業長

2022年10月29日 06:30

398名の医師が参考になったと回答 

 先人の努力と皆さまのおかげで、日本消化器関連学会週間(JDDW)は30回の記念大会を迎えることができました。本庶佑先生、山中伸弥先生に記念講演をいただき、また、記念式典にご臨席を賜った寬仁親王妃信子殿下より「弛みない努力による新たな研究成果を世界に発信し、医療の進展として結実することを願う」とのお言葉をいただいたことは望外の喜びです。30年という節目を迎え、未来に向けたさらなる発展を決意いたしました。

現地での盛り上がりの継続を切望

 JDDWは内科系、外科系を問わない複数の消化器関連学会の合同による学術集会として、1993年に第1回大会を開催しました。診断や治療について「さまざまな視点から議論を交わし、課題解決を目指す」という姿勢で消化器病学を広く俯瞰することにより、研究の促進に大きな役割を果たしています。

 第1回の参加者は約9,000人(推定)でしたが、第20回(JDDW 2012)以降は2万人を超える参加者が集う、国内最大級の学術集会に発展しました。歴代の各学会の理事長や大会長の先生をはじめとした多くの先生方のご尽力のたまものであり、あらためて厚く御礼申し上げます。

 30年の道のりはけっして平坦ではなく、特に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行拡大は学術集会の運営に多大な影響を及ぼしました。ただし、負の側面だけでなくJDDWの意義や役割を振り返るまたとない機会にもなりました。

 2020年のJDDW 2020で初めてハイブリット形式での開催が導入され、今大会以降はハイブリットを基本的な開催形式とすることになりました。教育講演はe-ラーニング形式で行い、オンデマンド配信を提供することで、より多くの先生方が参加しやすい環境を整えています。一方で、「議論や情報交換の場」として現地開催が重要である点に変わりはありません。今大会は多くの先生方に会場にお越しいただき、コロナ禍以前の賑わいが戻りつつあるように感じました。非常に嬉しく思うと同時に、今後も現地での盛り上がりが継続することを切に願っています。COVID-19の状況にもよりますが、来年(2023年)は海外からの招請者にも現地で講演いただく方針ですのでご期待ください。

左から丹羽康正氏、田邉稔氏、坂元亨宇氏、下瀬川徹氏、植木敏晴氏、村上和成氏

第65回 日本消化器病学会大会 会長 名越 澄子 埼玉医科大学総合医療センター 消化器・肝臓内科
第106回 日本消化器内視鏡学会総会 会長 塩谷 昭子 川崎医科大学 消化器内科
第27回 日本肝臓学会大会 会長 島田 光生 徳島大学大学院 消化器・移植外科学
第21回 日本消化器外科学会大会 会長 大段 秀樹 広島大学大学院 消化器・移植外科学
第61回 日本消化器がん検診学会大会 会長 日山 亨 広島大学保健管理センター

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