小人症だった犬公方―徳川綱吉

  • Facebookでシェアする
  • Medical Tribune公式X Xでシェアする
  • Lineでシェアする
感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 五代将軍徳川綱吉は、『生類憐れみの令』を発布し、「犬公方」と呼ばれたことで名高い。兄の家綱は将軍家を継ぐべく江戸城内で育てられたが、四男で部屋住みの綱吉は、神田の御用屋敷で母、桂昌院にぴったりと寄り添われて長生きした。父、家光とはめったに会えず、外出もままならぬ屋敷暮らし。閉鎖された環境の中で綱吉が母の愛情過多による母子密着の精神構造をつくりあげていたことは想像に難くない。

  • Facebookでシェアする
  • Medical Tribune公式X Xでシェアする
  • Lineでシェアする