生検標本からAIが判定―潰瘍性大腸炎の活動性:英国 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする © Adobe Stock ※画像はイメージです 大腸の粘膜に炎症や潰瘍ができ、下痢や血便、腹痛などを起こす潰瘍性大腸炎。症状が強く表れる「活動期」と、症状が治まっている「寛解期」を繰り返すことが多いが、現状がどちらなのかを識別するのに役立つ人工知能(AI)診断ツールを開発したと、英国の研究グループが報告した。 潰瘍性大腸炎の治療方針は活動期か寛解期かで変える必要があるが、症状だけでは判断が難しく、内視鏡検査で大腸の組織を採取して調べる方法(生検)が最も正確とされる。 研究グループは、生検で採取した組織から活動性を識別するAI診断ツールを開発。273人の患者から採取した535の生検標本のうち、約3割を識別トレーニングなどに用い、残る375個で診断の精度を検証した。 その結果、AI診断ツールは90%前後の高確率で活動期か寛解期かを識別できることが確認された。また、1年後に症状が再び表れるリスクの予測精度も、病理医が判断した場合と同等であることが分かった。 (メディカルトリビューン=時事) 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×