血糖値を抑制する有効成分―ブラジル原産のカイアポイモ 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする © Adobe Stock ※画像はイメージです 白甘藷(しろかんしょ)とも呼ばれるブラジル原産の「カイアポイモ」が、食後の血糖値上昇を抑制する効果があることをマウスの実験で明らかにしたと、立命館大(京都市)と健康食品などの開発を行う富士産業(香川県丸亀市)の研究グループが発表した。 カイアポイモを食べ続けると、血糖値が低下することが知られており、四国の一部では糖尿病の民間療法として用いられている。この点に着目した研究グループは、カイアポイモの粉末を健康なマウスに1回投与し、血糖値の変動を調べたところ、食後の血糖値の上昇が有意に抑えられた。 この効果は、膵臓(すいぞう)から分泌されるインスリンによるものではなく、肝臓や筋肉でのインスリン作用(感受性)の促進によるものだった。また、この効果をもたらす成分はカイアポイモ粉末に含まれる1万以下の分子量を持つ物質であることや、5万以上の分子量を持つ別の成分が空腹時の肝臓からの糖の放出を抑制する可能性があることも分かった。 (メディカルトリビューン=時事) 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×