「揺れる柳が怖い」脳の仕組み解明―恐怖と視覚、逃走反応の関係性 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする © Adobe Stock ※画像はイメージです 一度恐怖を感じると、普段は気にしていない物体を見ただけで怖くなり逃げてしまう事例があるが、その反応を引き起こす脳の仕組みの一部を解明したと、東京大大学院の研究グループが発表した。 怪談を聞いて怖い思いをすると、普段は気に掛けない揺れる柳の木などを見て逃げ出してしまうことがある。研究グループは、恐怖などの不快情動を生む脳の仕組みがヒトと共通するショウジョウバエを用いた実験で、恐怖が視覚に影響を与える仕組みを検討した。 ハエに天敵のクモと同じ大きさの黒い四角形を見せると、平常状態では無反応だったが、衝撃波を当て恐怖を誘起した後では逃走反応を示した。さらに、脳の神経細胞の活動を分析したところ、恐怖を感じると不安や攻撃性などに関わる「タキキニン神経細胞」が活性化し、視覚刺激に反応して逃走行動が起きることが分かった。(メディカルトリビューン=時事) 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×