かぜ(上気道感染症)を繰り返す子供に対し、喉の扁桃を切除するよう勧める場合がある。しかし、オランダ・ユトレヒト大学のM. T. A van den Aardweg氏らは,何度も繰り返す再発性上気道感染症の診断後すぐに扁桃を切除しても効果がないとする研究結果を英医学誌「BMJ」(2011; 343: d5154)に報告した。同氏らによると、診断後すぐに扁桃切除した乳幼児と経過観察後に切除を行った乳幼児では、その後の上気道感染症の頻度に差がなかったという。