頭痛や腰痛、歯痛、膀胱炎など、さまざまな痛みや炎症に使われている非ステロイド抗炎症薬(NSAID)。その中でもアスピリン系以外の薬剤を妊娠中に使用すると、流産リスクが2倍になるという研究結果が9月6日、カナダ医学誌「CMAJ」(電子版)に報告された。研究を行ったカナダ・モントリオール大学のHamid Reza Nakhai-Pour氏らによると、リスク上昇はいずれの薬剤でも認められ、そのリスクは用量に依存しなかったという。