子供時代のストレスで心臓病やがんなどのリスク上昇

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 幼少期に虐待やネグレクト(育児放棄)などを受け、強いストレスを経験すると、生涯にわたって精神疾患や心身症だけでなく、がん、心臓病、慢性疾患など身体的疾患も発症しやすくなることが、これまでの神経生物学的研究から示されている。発症の仕組みについて、ドイツ・キンツィヒタール病院心療内科のUlrich T. Egle教授は「幼少期にストレスを受けると、脳がうまく対処しきれないことが多く、ストレスホルモンの増加により脳が損傷された結果、さまざまな身体的障害が生じる」と、第6回一般医学アップデートセミナーで説明した。

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