全身に激しい痛みが起きるが、原因も治療法も確立されていない「線維筋痛症」。ノルウェー科学技術大学のPaul Mork氏とTom Nilsen氏は、20歳以上のノルウェー人女性を対象とした研究を分析した結果、睡眠トラブルの頻度が10年後の線維筋痛症の発症リスクに強い関連を示したと、11月14日付の米医学誌「Arthritis & Rheumatism」(電子版)に報告した。特に睡眠トラブルが「しばしば」か「いつも」と答えた中高年女性では、10年後の発症リスクが5倍超に上っていたという。