ホルモン避妊法で女性のHIV感染リスク上昇

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 避妊のためのホルモン製剤には、1日1回の経口剤や長時間作用型の注射剤などがあり、世界中で1億4,000万人以上の女性が使用している。また、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染女性が1,600万人存在するサハラ砂漠以南のアフリカでも、ホルモン避妊法の使用率は高い。米ワシントン大学疫学のRenee Heffron氏らは、サハラ砂漠以南のアフリカで、約3,800組のカップルを対象にホルモン避妊法とHIV(HIV-1)感染リスクとの関係を調査した結果、ホルモン製剤を使用している女性では、自身のHIV感染リスクとパートナー男性へのウイルス伝播(でんぱ)リスクのいずれも上昇することが分かったと、英医学誌「Lancet Infectious Diseases」(電子版)に発表した。こうしたリスクは、注射剤の使用女性で特に高かったという。

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