高齢者において、緑茶を飲む頻度が高いほど要介護の発生リスクが低減するという大崎コホート2006研究の結果を、東北大学大学院公衆衛生学教授の辻一郎氏、同大学院の遠又靖丈氏らのグループが、1月25日付の米医学誌「American Journal of Clinical Nutrition」(電子版)に発表した。ウーロン茶、紅茶、コーヒーでは統計学的に有意な関連は認められなかったという。要介護者が増加の一途をたどる中、簡単に実施できる予防法として注目される。