鍼治療がCOPDに有効? 息苦しさなど改善―明治国際医療大

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 つらい呼吸困難などが徐々に進行していく慢性閉塞性肺疾患(COPD)。たばこの煙が主な原因で、2020年までに世界の死因の第3位にランクインするとみられている。明治国際医療大学鍼灸(しんきゅう)学部の鈴木雅雄准教授らは、COPD患者を対象に検討を行った結果、偽鍼(はり)治療を受けた患者に比べて実際の鍼治療を受けた患者では、COPDの代表的な症状の1つである労作時呼吸困難(体を動かしたときの息苦しさ)の低下などの改善効果が認められたと、5月14日付の「Archive Internal Medicine」(電子版)に報告した。同氏らは、鍼治療がCOPD患者に有効な補助療法であることが証明されたとしている。

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