花が顔に見えたらレビー小体型認知症? 幻視検査を開発

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 認知症には大きく分けて脳血管性と変性性の2タイプがあり、後者で最も有名なのがアルツハイマー病。これと並んで多いのが、レビー小体型認知症だ。東北大学大学院医学系研究科の内山信氏(高次機能障害学)らは、レビー小体型認知症患者の症状の1つである幻視に似た「パレイドリア」を誘発する検査、パレイドリアテストの開発に成功した。風景などの写真を患者に見せて、そこに何が見えるのかを説明してもらう方法で、例えば花の写真を見せると、レビー小体型認知症の患者では「花です。顔もあり、動物もいます」という答えが返ってくるという。同氏らは、この検査によってアルツハイマー病との鑑別(見分け)が可能になるとしている。研究は、5月30日付の英医学誌「Brain」(電子版)に掲載された。

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