厚生労働省は6月27日、「医薬品・医療機器等安全性情報」の最新版で、子宮頸(けい)がんを予防できるとされるヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン接種の安全対策を呼び掛けた。注射に対する恐怖感などで失神し、転倒する事例が報告されており、厚労省は転倒予防策を徹底するよう求めている。転倒によって顔面骨折や軽度の脳挫傷になった人もいるようだ。また、2価ワクチン(商品名サーバリックス)に続き、昨夏に4価ワクチン(商品名ガーダシル)が登場しているが、接種歴などの確認不十分による両ワクチンの誤接種が、これまで判明しているだけで61件に上ることも明らかにされている。(関連記事)