消費者庁の6月27日に発表した資料から、2011年度の不慮の事故による死亡原因のうち、窒息事故が9,727件とこの10年で最悪を記録していたことが分かった。窒息事故死の原因の半数(4,869件)が食品を誤ってのみこむこと(誤嚥=ごえん)によるもので、こちらも同様に過去最悪となっている。死亡者の大半は高齢者だが、乳幼児も毎年20人以上に上る。消費者庁は食品による窒息事故の予防策とともに、応急手当ての方法も知ってほしいと呼び掛けている。