ポリオワクチン「開始した種類で接種完了を」 厚労省

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 今年9月から開始される不活化ポリオワクチンの定期接種に伴い、自治体や医療機関などの準備が進んでいる。一方、輸入の不活化ワクチンを自費で接種している、あるいは現行の経口生ポリオワクチンを接種せずに不活化ワクチンの定期接種化を待つ保護者がいることなどから、開始当初の混乱が懸念されている。8月2日に開かれた厚生労働省の検討会では、生ワクチン、単独不活化ワクチン、11月から定期接種に導入予定で、先日薬事承認されたDPT(ジフテリア、百日ぜき、破傷風混合)と不活化ポリオワクチンの四種混合ワクチンの互換性に関する国内の臨床試験結果が報告され、3ワクチンの互換性に関する医学的な問題はないだろうとの見解が示された。しかし、厚労省と専門家からは「最初に接種したワクチンの種類で規定の4回接種を完了するのが望ましい」との意見で一致した。

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