国立感染症研究所は8月7日、今年初めから8月1日までの風疹累積報告者数が917例に上ることを発表した。先月17日時点の594例からさらに増加している。また、8月1週の報告者数は108例と、週ごとの報告者数が今年に入り最多を記録。これまでに感染研などが風疹流行に伴い危惧される「先天性風疹症候群」のリスクを抑えるため、予防接種の徹底などを呼び掛けているが、流行は収まる気配がないようだ。日本産婦人科医会も「周りの人は妊婦さんたちを守るためにできることがある」として、妊婦だけでなく周囲の人々、医療関係者へのメッセージやアドバイスを集めた「風疹と母子感染2012年版」を発表している(関連記事1、関連記事2、関連記事3)。 最新の風疹(三日ばしか)発生報告数と年間推移を見る