スウェーデン・カロリンスカ研究所のノーベル賞選考委員会は10月8日、山中伸弥氏(京都大学iPS細胞研究所)とJohn B. Gurdon氏(英・Gurdon研究所)の2人が2012年のノーベル生理学・医学賞を受賞したと発表した。日本人の受賞は1987年の利根川進氏以来、2人目となる。合同受賞となった2人の受賞理由は「すでに分化・成熟した細胞を、多能性を有する状態にリプログラミング(初期化)できることの発見」。山中氏の受賞は約2年前から予想されていたが、ついに実現した。山中氏とGurdon氏には「めったにない偶然」も起こっていたという。その偶然とは...?