米国は"禁煙先進国"だが、意外にも病院内の喫煙実態についてはあまり報告がないという。同国のマサチューセッツ総合病院のSusan Regan氏らは、喫煙習慣のある入院患者を対象に入院中の喫煙実態を調査を実施。その結果、1992年に制定された認定病院での建物内禁煙の効果はあまり認められず、制定前とほぼ変わらない高い喫煙率が明らかになったと、11月5日発行の米医学誌「Archives of Internal Medicine」(電子版)に報告した。Regan氏らは、入院時の積極的なニコチン代替療法や敷地内全面禁煙が喫煙率の低下につながるとの見解を示している。