パーキンソン病患者・家族は皮膚・前立腺がんの高リスク

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 脳内の神経伝達物質(ドーパミン)が不足し、運動障害を起こすパーキンソン病(関連記事)。日本では12万人以上がこの病気に悩まされているといわれる。また、血縁者が発症しやすい点も特徴だ。米ユタ大学医学部のSeth A. Kareus氏らは、米ユタ州の家系データベースと同州全体のがん登録パーキンソン病とがんの関連を検討した結果、パーキンソン病患者とその親族では、皮膚がんのうちの悪性黒色腫(メラノーマ)と前立腺がんを発症するリスクが高く、これらのがん患者では同様にパーキンソン病を発症するリスクが高いことが分かったと、米医学誌「Archives of Neurology」(2012; 3: 1-6)に発表した。

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