妊娠中に血糖値が上がる、もしくは高血糖が発見される「妊娠糖尿病」。出産後に改善することが多いものの、母体だけでなく胎児に対してもさまざまな悪影響をもたらすやっかいな病気だ。米国でこの病気にかかる人は、年間20万人に上るとされる。米国立小児保健・ヒト発育研究所(NICHD)のWei Bao氏らは、2万件以上の妊娠例を調べた結果、動物性タンパク質の摂取量が多いと妊娠糖尿病になるリスクが高まると、2月1日発行の米医学誌「Diabetes Care」(電子版)に報告した。植物性タンパク質では、逆にリスクの減少が認められたという。