骨折の予防だけでなく、脳卒中や副甲状腺異常などのリスクも下げる可能性が指摘されているカルシウム(関連記事1、関連記事2)。その一方で、サプリメント(栄養補助食品)から摂取した場合、心筋梗塞になるリスクが2倍になると報告されている(関連記事3)。こうした中、スウェーデン・ウプサラ大学医学部のKarl Michaëlsson教授(整形外科)らは、同国の女性約6万人を19年間追跡した結果、カルシウムを多く取っている人では死亡リスクが1.4倍上昇していたと、2月12日発行の英医学誌「BMJ」(2013; 346: f228)に報告した。ただし、脳卒中による死亡リスクには影響がなかったという。