減量をする場合,まず食事量をコントロールしなければなりません。食事量が今までよりも少なくなるともの寂しさを感じます。超低エネルギー食品は以前にも紹介しましたが,キノコ,海藻,こんにゃく,一部の野菜などがあります。このような食品を上手に使って,食卓をにぎやかにして減量中でも心豊かな気持で実践したいですね。 1食に皿数を1〜2品増やしたり,主菜(おもに魚や肉など)と合わせて調理すれば一品でもボリュームアップすることができます。例えば,タイのソテーキノコあんかけや,鶏肉(皮なし)のキノコ包み焼きなど満足感の得られる料理です。 今回はキノコを使った料理をご紹介しましょう。 キノコ類は食物繊維やビタミンDを多く含みます。食物繊維は便秘を改善し大腸がん予防に,また,コレステロール値を改善する効果があるので動脈硬化の人に適しています。ビタミンDはカルシウムの吸収力を高めて,骨や歯の強化,骨粗鬆症の予防に効果があります。がんの発生や増殖を抑える効果があることも最近の研究でわかっています。