タンドリーチキン

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 前回に続いてさらに,薄味でもおいしく食べられる工夫を紹介しましょう。

(1)うま味を利かせる:うま味食材として,かつお節,コンブ,干し貝柱,干しエビ,ベーコン,アサリ,ハマグリなどがあります。ハクサイやキャベツ,ダイコンのような淡白な食材は,うま味食材を使うことでうま味が移り,風味がプラスされて薄味でもおいしく食べることができます。

(2)焼いた香ばしさを生かす:焼きおむすびや焼き鳥などには,食欲をそそる独特な風味があります。これは焦げた部分が化学変化を起こして,新しい香りや風味が生じるためです。また野菜(玉ネギ,カボチャ,トウモロコシ,長ネギ,キノコ類など)は,香ばしく焼くことによって持ち味がさらに引き立ちます。

(3)油のコクと風味を生かす:洋風料理や中華料理が薄味でもおいしいのは,この油の特性が生かされているためです。揚げ物は,素材の持ち味を外に逃がさないので薄味でもおいしく食べられます。ただし,揚げ物は脂の吸油率が高いので,取りすぎに注意します。油脂分のある食品,例えば,油揚げや生揚げ,ごま,クルミ,アーモンドなどと一緒に煮物やあえ物にするのも,油の風味を生かす1つの方法です。

(4)表面に味を集中させる:塩味は,舌に乗せたときに最も強く感じます。そこで,なかまで味を染み込ませないで,表面に味を絡めるようにすると舌に直接乗るために,満足感が得られます。

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