認知症になると、記憶障害や判断力の低下が起きてきて日常生活に支障が出てくる。原因となる病気のうち最も多いのがアルツハイマー病だ。話したことをすぐ忘れるといった症状から病気が始まり、5~15年で寝たきりになる。シリーズ「物忘れ」の1回目は、順天堂大学医学部付属順天堂東京江東高齢者医療センター・メンタルクリニックの一宮洋介教授に、アルツハイマー病について聞いた。