アサリ入りドリア

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 平成18年度の国民栄養調査によると,唯一所要量に足りていない栄養素がカルシウムです。平均摂取量は1日に成人が必要な600mgの約1割減の540mg。年代別に見ると,20歳代では470mgと約2割不足しています。これは過激なダイエットや学校給食がなくなって以降,牛乳を摂取する機会が少なくなっている結果とも言えるでしょう。

 カルシウムは体重の約2~3%,成人で約1kgが体内に存在し,その99%が骨や歯に,1%が血液や組織に含まれています。カルシウム不足で一番問題になるのが骨粗鬆症です。骨粗鬆症になった人たちの食事を調べると偏食が多く,なかでも吸収率のよい牛乳・乳製品の摂取が少ない傾向にあります。カルシウムを多く含む食品には,牛乳・乳製品,小魚類,青菜類,海藻類,乾物類がありますが,特に牛乳・乳製品はほかの食品の2倍も吸収率がよい食品です。

 牛乳を飲まないおもな原因として,「お腹がごろごろする」,「飲むと下痢をする」といったことが挙げられますが,飲み慣れれば自然になおります。最初は温めてコーヒーや紅茶に少しずつ混ぜて慣らしていくとか,ミルクゼリー,プリン,ババロアなどのデザートで取るようにします。

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