米カリフォルニア大学サンフランシスコ校医学部のPamela G. Coxson氏らは、コンピューターを使ったシミュレーションを行い、食品からの塩分(ナトリウム)の摂取量を10年後に現在の平均摂取量の40%(1日当たり約2,200ミリグラム)となるよう徐々に減らすことで、米国人の死亡数が10年間で28万~50万件減少するとの結果を、米医学誌「Hypertension」(2013; 61: 564-570)に発表した。なお、ナトリウム2,200ミリグラムの塩分相当量は5.6グラムで、世界保健機関(WHO)が推奨している1日当たり摂取量により近づく。