にゅうめん 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする 急性膵炎は,アルコール飲料の大量摂取や胆石症との合併で発症する場合が多くあります。膵臓から外分泌液として分泌される消化酵素がうっ滞し,自己消化を起こすため,種々の症状が発生します。 原因が膵液分泌による自己消化から起こる炎症であるため,膵液分泌を最小限に抑制することが必須条件になります。急性膵炎の治療は,ほとんどが入院による食事療法となります。食事の再開時期を誤ると病状を再燃するので注意しましょう。 食事の開始時は,低脂質,低蛋白質の流動食とし,少量の水分補給から始め,薄い番茶,砂糖湯,おもゆなどの炭水化物から始めます。炭水化物は膵臓に対する刺激が少ないので,急性期には炭水化物を主成分とする食品を主なエネルギー源とします。蛋白質は,植物性蛋白質の豆腐,脂質の少ない魚,鶏のささ身などの順に徐々に増やしていきます。脂質は急性期,回復期,安定期を通じて制限しますが,回復期は1日5〜25gを目安に徐々に増やします。アルコールは膵臓に障害を与えるので厳禁とします。カフェイン飲料(コーヒー,紅茶,緑茶など),香辛料(カレー粉,わさび,唐辛子,こしょう,ショウガなど)も膵液分泌を亢進させるので制限しましょう。 また急性膵炎では,全体の摂取量不足により,ミネラルの摂取量の不足,特に低カルシウム,低カリウム血症が起こりやすくなります。そのため,野菜類や芋類などをできるだけ消化の良い状態で取るようにし,ビタミンの補給にも留意しましょう。特に脂溶性ビタミン(A,D,E,K)の不足に注意が必要です。 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×