野菜入りつくね焼き

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 脂質は総エネルギー比の20〜25%が望ましいとされています。

 脂肪酸には,飽和脂肪酸(S),一価不飽和脂肪酸(M),多価不飽和脂肪酸(P)があり,S/M/P脂肪酸比を3:4:3として取るようにします。

 S脂肪酸は悪玉コレステロールの上昇作用が強く,M脂肪酸は悪玉コレステロールを低下させて,善玉コレステロールを低下させない作用があります。S脂肪酸には獣脂(バター,ラード,ヘット,肉の脂身など),乳脂肪(生クリーム,チーズなど)の動物性脂肪やヤシ油,カカオ脂など一部の植物性油に多く含まれています。肉は脂身の少ない部位(もも肉,ひれ肉,鶏肉の皮なしなど),低脂肪牛乳やカッテージチーズなどを選ぶようにします。

 M脂肪酸のおもなものはオレイン酸で,オリーブ油に多く含まれていますが,菜種油にも含まれています。最近はリノール酸の多い紅花油やコーン油に脂肪酸を考慮してオレイン酸を添加したり,酸化を受けにくくしたりするなどの改良がなされています。

 P脂肪酸はn-3系とn-6系に分けられ,n-3系は肝臓での悪玉コレステロールの合成を抑制して,中性脂肪値を改善する効果があります。また,n-6系は総コレステロールや悪玉コレステロールを低下させる効果があります。しかし,多量に取ると善玉コレステロールも低下させてしまうので,M脂肪酸とのバランスが大切になります。n-3系/n-6系比を1:3〜4に保つように推奨されています。P脂肪酸のn-3系は青背の魚(イワシ,サバ,ブリ,マグロなど)に多く,また,n-6系は植物の種子(サフラワー油,ヒマワリ油,大豆油,ごま油など)に含まれています。

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