2011年3月11日に発生した東日本大震災によって引き起こされた福島第一原子力発電所の事故から2年、放射線漏れは福島県の子供たちにどのような影響を与えるのか。1986年に旧ソ連(現ウクライナ)で発生したチェルノブイリ原発事故後、15年にわたって隣国ベラルーシで子供たちの甲状腺がんの検診、治療に当たってきた日本医科大学大学院医学研究科の清水一雄教授(内分泌外科)は3月19日、東京都で開かれた第25回高田塾(代表=日本テレビ解説委員・高田和男氏)で、ベラルーシでの医療支援活動を踏まえ、福島県で被災した子供たちの影響について語った。