血友病―関節の腫れや長引く内出血、大きなたんこぶに用心

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 けがをして出血すると、普通は血液が固まって傷口をふさぐ。しかし、その力が遺伝的に弱い血友病では、ぶつけた体の一部が大きく腫れて紫色になったり、膝や足首の関節が腫れたりし、そのまま放置しておくと最悪の場合は障害が残る恐れがある。身近な親族に患者がいれば早く病気に気付けるかもしれないが、核家族化が進んだ現代では祖父母のきょうだいや曽祖父母の病歴まで把握することは難しい。東京医科大学病院輸血部の福武勝幸部長は、長引く内出血や大きなたんこぶ(頭出腫)などが血友病の兆候となっている可能性もあるとして、注意を呼び掛けている。

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