ピロリ菌の感染率が低下、70年代以降生まれでは10%台

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 胃の中に潜み、胃炎や胃潰瘍、さらには胃がんまで引き起こすといわれるピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)。日本は先進国の中でも感染者の多いことが知られているが、愛知県がんセンター研究所などの調査で、若い人ではピロリ菌の感染率が顕著に下がっていることが分かった。1949年以前に生まれた人の感染率は4割を超えていたものの、55年以降生まれでは大幅に低下し、70年以降生まれでは10%台だったという。第24回日本疫学会学術総会で報告した同研究所の渡邉美貴氏は、胃がんにかかる割合の低下傾向は今後も続くと予測している。

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