風疹予防接種後に妊娠判明しても「中絶の考慮は不要」

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 風疹の流行が続く中、妊娠年齢の女性などが風疹ワクチンを接種する機会が増加しているが、それに伴って医療機関へ「接種後に妊娠が判明したがどうすればよいか」との相談が増えているという。妊娠中に風疹の予防接種を受けると、胎児に先天的な障害(先天性風疹症候群)が発生する可能性があるためだ。厚生労働省研究班は5月20日、風疹ワクチンや麻疹・風疹混合ワクチン(MRワクチン)を接種した後に妊娠が分かった場合でも、人工妊娠中絶などを考慮する必要はないと考えられるとの見解をまとめ、日本産科婦人科学会などに緊急周知を行った。同時に、女性がワクチンを接種する際、接種前1カ月間と接種後2カ月間は避妊することを説明するよう求めている。

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