米政府の諮問機関である米国予防医療サービス対策委員会(USPSTF)は2月25日、心臓病やがんの予防を目的としたサプリメント(栄養補助食品)のビタミンEを服用することについて、推奨度を効果が「推奨しない(D)」に変更した。USPSTFは病気の予防に関するさまざまな評価を行っており、推奨度は「強く推奨する(A)」~「推奨しない(D)」の4段階のほか、評価が定まっていないものは「エビデンス(根拠となる研究結果)が不十分(I)」がある。ビタミンEはこれまで推奨度「I」だったが、今回の変更で最も推奨度が低くなった。