食と健康は切っても切れない関係にあるが、日本の医学界では栄養学的な観点から病気の治療や予防が考慮されることはこれまで少なかった―。そうした認識の下、日本病態栄養学会は1月11日、糖尿病や心臓病、がんなどさまざまな病気の予防や治療を行う栄養療法の普及などを目的に「大阪栄養宣言2014」を発表した。病気にならないためには、どういう食べ方をすればよいのか。同学会の清野裕理事長(関西電力病院病院長)は、病気の予防や改善につながる6つのちょっとした食事の工夫を紹介した。