2012年頃に始まった大規模な風疹の流行は一時期よりも落ち着きの兆しを見せているが、それに次ぐようにして2月以降、麻疹(はしか)が増加しているという。国立感染症研究所(東京都)の週報(3月7日発行)によると、昨年末から海外渡航者が帰国後に発症する"輸入麻疹"が多かったものの、今年2月以降は国内で感染した例が増えているという。感染研は、輸入麻疹のウイルスが国内で流行しつつあることを憂慮。風疹とともに防ぐことができるMRワクチンの予防接種を受けるよう推奨している。 最新の麻疹(はしか)発生報告数と年間推移を見る