2014年3月卒業者の就職内定状況は、昨年比で若干の改善傾向が見られた。とはいえ、若い人の就職環境は依然として厳しいのは確かだ。就職試験を受けるために東京や大阪など大都市に足を運ぶなど、就職活動中は多忙でストレスの多い日々が続く。関節リウマチ患者の場合、心身のストレスによって症状が悪化してしまう可能性も否定できない。では、関節リウマチ患者だと就職は諦めた方がよいのか―。2月27日に開催された神戸大学の整形外科リウマチ教室「若いリウマチ患者さんへ:就職や妊娠、育児について」では、同科の三浦靖史准教授が関節リウマチ患者の就活について講演。「できる限り希望の職種や会社に就職してほしい。健康な人でも疲れ果ててしまうような重労働さえ避ければ、就職する上で関節リウマチはそれほど問題になりません。夢の実現に向けて、ぜひ前向きに取り組んでほしい」と背中を押した。