国内では、赤ちゃんのおよそ1,000人に1~2人が生まれつき両耳の聞こえが悪い状態で生まれてくるといわれる。耳が聞こえないと言葉を覚えることができなくなるため、生後できるだけ早く検査をして難聴を見つける必要がある。千葉県立保健医療大学健康科学部栄養学科の工藤典代教授(耳鼻咽喉科)は、先天性難聴を発見するため生後2~4日に聴覚スクリーニングを受けるよう勧めている。