乳がん検診の論争に決着か、最新研究では「有効」

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 女性のかかるがんの中で最も多い乳がん。一方で、他のがんと比べて病気の見通しは悪くなく、診断から5年後の生存率は89.1%と4番目に良い数値となっている(関連記事:日本人で最も多いがんは? 最新情報を公開―国がん)。この予後の良さを支えている理由の一つが乳がん検診による早期発見とされているが、レントゲンによるマンモグラフィー検査の効果については国内外の医学界で論争が続いている。こうした中、ノルウェー科学技術大学のHarald Weedon-Fekjær氏らは、同国の検討から、マンモグラフィー検査が乳がんによる死亡を抑える効果について「十分有効」と、6月17日発行の英医学誌「BMJ」(2014; 348: g3701)に報告した。ただし、今後、検診の利点は徐々に減っていくと予測している。

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