糖尿病と診断されたら、まずは食事と運動の見直しが重要。食事療法にはさまざまな選択肢があり、それぞれの有効性を示す研究結果が出ているが、今回はその一つである低グリセミック負荷(GL)食に、キャノーラ油(菜種油)を多く加えると、血糖値を上げにくいとされる全粒粉パンを中心とした食事よりも血糖値のコントロールが改善するとの研究結果が、米医学誌「Diabetes Care」7月号(2014; 37: 1806-1814)に発表された。報告したのは、グリセミック負荷の元となるグリセミック指数(GI)を提唱したカナダ・トロント大学医学部のDavid J. A. Jenkins教授ら。