若い女性を中心に、おしゃれを目的にカラーコンタクトレンズ(カラコン)を使う人が増えている。それに伴って増えているのがカラコンによる目の障害で、角膜潰瘍などの重い症状を起こすケースも出ているようだ。日本コンタクトレンズ学会の渡邉潔・常任理事(ワタナベ眼科院長=大阪市=)は7月5日、東京都内で開かれた同学会などの会合で、こうした状況を改善するため、眼科医の処方箋による販売を法的に義務づけるよう訴えた。同学会の調査によると、目の障害で眼科を受診したカラコン使用者の9割以上が、通信販売やディスカウントストアなどで購入していたという。