アリストテレスは正しかった? 幸せの種類で体への影響が変化

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 幸せには2種類あるといわれている。1つは、向上心や目的意識を持って生きている自分に生きがいを感じているときの幸せ(eudaimonic well-being=生きがい追求型の幸福)、もう1つは、好きなことをして欲求を満足させているときに感じる幸せ(hedonic well-being=快楽追求型の幸福)。どちらも幸せには違いないのだが、本人も意識しないその差を体は厳密に区別しているようだ。米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)と米ノースカロライナ大学の共同研究グループは、どちらの幸せを感じているかによって活性化される遺伝子群に明確な違いがあることを、7月29日発行の米科学誌「PNAS」(電子版)に報告した。古代ギリシャの哲学者アリストテレスが説いた「最高善こそが幸福(eudaimonia)」を実証するような内容になっている。

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