肌の色素が抜けて白い斑点ができる尋常性白斑は、日本人の1~2%にみられるとされ、決して少なくない。命に関わる病気ではないが、美容上の問題が大きく、特に女性では精神的な負担も出てくる。肌の色素、メラニンを作るメラノサイトという色素細胞が欠落して発症するとされている。日焼けすると肌の色の差がより濃くなるだけでなく、紫外線から肌を守るメラノサイトがないため、ダメージを受けやすくなるという。東京医科歯科大学医学部皮膚科の高山かおる講師に聞いた。