心房が痙攣(けいれん)するように小刻みに震え、心臓が正常な働きができなくなる心房細動。不整脈の一種で、脳卒中や死亡の危険性を上げる要素だが、その中でも喫煙者はさらにリスクが上昇するようだ。デンマーク・オールボー大学病院のIda Ehlers Albertsen氏らは,喫煙習慣がある心房細動患者では、喫煙習慣のない患者と比べて脳卒中や死亡のリスクが2~3倍に上ると、10月3日発行の米医学誌「Chest」(電子版)に報告した。リスクの上昇度は男性より女性で大きかったという。