2003年に全盲の初の医師国家試験合格者であり、現在はかわたペインクリニック(奈良県)で精神科医として勤務する守田稔さん。手や足にも障害を持ちながら不安やうつなどに悩む患者を診療している同氏は9月29日、大阪府で開かれた日本リハビリテーション医学会の市民公開講座で講演。障害と向き合ってきた半生を振り返るとともに、リハビリの重要性を訴えた。座長は、守田さんの担当医であり、現在もリハビリをサポートしている関西医科大学附属滝井病院(大阪府)リハビリテーション科の菅俊光教授が務めた。