国内に予備軍を合わせて2,210万人の患者がいるという糖尿病。国際糖尿病連合(IDF)の調査では、日本は世界で9番目に患者数が多いとされている(関連記事)。糖尿病というと、生活習慣が影響する「2型糖尿病」を指すことが多いが、それ以外にも種類があるのをご存じだろうか。東京女子医科大学糖尿病センターの内潟安子教授は11月5日、東京都内で開かれたプレスセミナー(主催=日本イーライリリー)で、11月14日の世界糖尿病デーを前に講演。自己免疫疾患といわれる「1型糖尿病」や、がんなどの手術で膵臓(すいぞう)を摘出した後に発症する「膵摘後糖尿病」の広い認知を呼び掛けた。