「エナジードリンク」と呼ばれる栄養ドリンクが世界的に人気を博しており、日本でも急激に売り上げを伸ばしている。ここで問題視されているのが、飲み過ぎによる健康への悪影響だ。特に、海外で販売されている商品はカフェインとタウリンが多く含まれており、若者の死亡事故も発生している(関連記事)。こうした中、ドイツ・ボン大学医学部のJonas Dörner氏は12月2日、エナジードリンクを飲んだ後、短時間で心臓への負担が増大していることを明らかにし、米シカゴで開かれている北米放射線学会で報告した。なお、同じ銘柄のエナジードリンクでも、日本で販売されている商品は薬事法の関係でタウリンは含まれておらず、カフェインの量も少ないという。